猫の健康を維持するためには、水分補給がとても重要です。しかし、多くの飼い主が「うちの猫はあまり水を飲まない」と悩んでいます。特に慢性的な脱水は、腎臓病や尿路結石といった深刻な健康問題につながる可能性があります。そこで今回は、猫の飲水量を増やすための工夫や、健康に良い水の選び方について詳しく解説します。
猫が水を飲まない理由
猫が水をあまり飲まないのには、いくつかの理由があります。
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祖先の習性
猫の祖先は乾燥地帯に生息しており、水分のほとんどを獲物(生肉)から摂取していました。そのため、水を頻繁に飲む習性があまり発達していません。 -
水の鮮度や温度の問題
猫は新鮮な水を好み、時間が経った水やぬるい水を嫌うことがあります。 -
水の容器が気に入らない
プラスチック製の容器は臭いが移りやすく、猫が嫌がることがあります。また、ひげが当たりやすい小さな器も避ける傾向にあります。 -
置き場所が不適切
猫は食事の近くに水を置くのを好まない場合があります。捕食と飲水を別の場所で行う習性があるため、フードボウルの横に水を置くと飲まないことがあります。
猫の飲水量を増やす工夫
水を飲む習慣をつけさせるためには、いくつかの工夫が必要です。
1. 自動給水器を活用する
多くの猫は流れる水を好みます。水道から直接飲むのが好きな猫も多いですよね?これは、自然界で水が流れているほうが新鮮で安全だと本能的に感じるからです。市販の自動給水器を活用すると、水をこまめに交換する手間が減り、猫も進んで飲むようになります。
2. 器の素材と形状を見直す
猫はステンレス製や陶器製の器を好む傾向があります。また、幅広で浅い器を選ぶと、ひげが当たるストレスを減らすことができ、飲水量が増える可能性があります。
3. 水の置き場所を工夫する
猫が普段くつろぐ場所や遊び場の近くに水を置くと、自然と飲む機会が増えます。特に多頭飼いの場合は、家の数カ所に水を設置し、どの猫もストレスなく飲める環境を整えましょう。
4. ウェットフードを取り入れる
ドライフードのみの食事では、水分摂取量が不足しがちです。ウェットフードを混ぜることで自然と水分を摂取する量が増えます。特に、NICO-LSの完全無添加キャットフードは、新鮮な魚を使っており、水分補給の面でも優れています。
5. 氷を入れて温度を調整
暑い季節には、水に小さな氷を入れると猫の興味を引くことができます。逆に寒い時期には少しぬるめの水を用意すると、飲みやすくなります。
水の種類も重要!どの水が猫に適している?
猫に与える水の種類にも注意が必要です。
- 水道水:基本的に問題はありませんが、地域によっては塩素の匂いが強く、猫が嫌がることがあります。
- 浄水・ろ過水:猫にとって飲みやすく、安全性が高いためおすすめです。
- ミネラルウォーター:人間には健康的ですが、猫にとってはミネラル(特にカルシウムやマグネシウム)が多すぎると尿路結石の原因になり得るため避けましょう。
- 湧き水・天然水:ミネラル成分が低いものを選べば問題ありません。
理想的なのは、浄水器を通した水道水や低ミネラルの軟水を与えることです。
まとめ
猫の健康を守るためには、適切な水分補給が不可欠です。猫の飲水量を増やすために、自動給水器の活用、器の見直し、ウェットフードの取り入れ、水の置き場所の工夫などを実践しましょう。
また、日頃から猫の飲水習慣を観察し、「水を飲む量が急に減った」「尿の回数が減った」といった変化があれば、すぐに獣医師に相談することが大切です。慢性的な脱水は腎臓病などのリスクを高めるため、日頃から水分補給の工夫を意識しましょう。
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